「そろそろ運動しなければ…」 そう思っても、なかなか一歩が踏み出せない方。
あるいは、運動を始めたけれど、
「体が痛くなった」「思ったより疲れる」そんな経験はありませんか?
そんな風に感じているなら、もしかしたら、体の使い方に原因があるかもしれません。
正しい体の使い方を身につけることで、どの年代の方でも、無理なく、軽やかに動ける体へと変わっていきます。
このコラムでは、「正しく動かすこと」がなぜ大切なのか、そして当センターで行っている“体の変化を実感できるトレーニング”についてご紹介します。
「運動が続かない…」それは努力不足ではなく“体の使い方”が原因かも?
運動を始めてもすぐ辞めてしまう方の多くが抱える問題として、
「運動をしても効果が出ない」「体を痛めてしまった」
ということではないでしょうか。
例えば、
- 腹筋をしているのに、首や腰が痛くなる。
- ウォーキングを始めたら、膝や足首が痛くなる。
- 筋トレをしても、目的の筋肉に効いている感じがしない。
これらは、体が効率的・安全に動くための準備ができていないのが原因かもしれません。
間違った体の使い方で運動を続けても、一部の筋肉や関節にばかり負担がかかり、結果として首・肩のこり、腰痛、膝の痛みといった症状を悪化させてしまうことにも繋がりかねません。
これでは、せっかく始めた運動の意欲が落ちたり、嫌になるのも無理はありませんよね。
正しい体の使い方とは? ―もたらす変化
「正しい体の使い方」とは、
筋肉・関節・神経がチームのように連携し、無理なく効率的に動ける状態のことです。
体を車に例えると、
- 関節は“タイヤ”
- 筋肉は“エンジン”
- 神経は“ドライバー”
どれか一つでも調子が悪いと、スムーズに走れません。
体も同じように、姿勢が崩れたり、関節の動きが制限されると、力がうまく伝わらず、一部の筋肉ばかりが頑張ってしまい、痛みや不調につながります。

しかし、正しい体の使い方ができるようになると、動きが軽くなり、疲れにくい・痛みのでにくい体へと変わっていきます。
日常生活の動作では、
- 椅子から立ち上がるときに腰を反らさず、股関節から動くことで腰への負担を軽減。
- 階段を昇るときに太ももだけでなくお尻の筋肉を使うことで、軽やかに上がれる。
こうした小さな動作の違いが、積み重なることで「痛みの出にくい体」へとつながります。
当センターのアプローチとして、まず「今のあなたの体を知ること」ことから
運動初心者の方や、痛み・不調を抱えている方が安全に体を動かすには、いきなりトレーニングを始めるのではなく、まず現状のご自身の体を把握することが大切です。
姿勢・関節の動き・筋肉の状態の評価・不調の背景や原因を分析。
→ 不調の“根本原因”を明らかにします。
コンディショニング(動きやすい体づくり)
トレーニング(正しい動作の習得)
この「評価 → コンディショニング → トレーニング」の流れによって、
体の負担を最小限に抑えながら、安全に、効率よく動ける体へと導いていきます。
実際の体験トレーニングの流れ
「初めてで不安…」という方もご安心ください。
当センターでは、体の状態を丁寧に確認しながら、“今できることから”一緒に始めていきます。
今のお悩みや生活習慣、どんな体になりたいかなど詳しくお伺いします。
関節の動きや筋肉の状態をチェックします。また、エコー(超音波装置)を使い、筋肉や関節の状態・動き・変化をリアルタイムで確認することもできます。
痛みや不調の原因、体の現状を分かりやすくご説明します。
どうしてそうなったかが分かることで、今後どうすればいいかも見えてきます。
マッサージやストレッチなどで動きを引き出した後、個別の体の状態に合わせたトレーニングとコンディショニングを行います。無理なく着実に効果を実感できる内容です。
ご自宅で意識できるポイントや、お客様の目標達成に向けた最適な改善プランとトレーニング頻度をご提案します。
正しく動けるようになると、毎日の生活が変わる
正しい体の使い方を身につけると、
「運動ができるようになる」だけではなく、QOL(生活の質)そのものが変わります。
- 朝起きたときの腰の重だるさが軽くなる
- 長時間のデスクワークでも肩がこらない
- 階段の上り下りが楽になり、息切れしなくなった
こうした変化は、
「痛みが減る」だけでなく、動くことそのものが心地よくなるのです。
50代・60代の方でも、「今が一番動きやすい」と感じられる方も多く、体は年齢に関係なく、正しい刺激で確実に変わっていきます。
スポーツパフォーマンスを高める“動きづくり”
「正しい体の使い方」は、痛みを防ぐだけでなく、スポーツのパフォーマンスを高めることにもつながります。
例えば
- ゴルフでは、体幹の安定でスイング軌道がブレにくくなり、飛距離・スコアアップや再現性の向上につながった。
- テニスでは、股関節からの回旋動作がスムーズになり、肩や肘の負担を減らしながら力強いショットが打てるようになった。
- 登山やウォーキングでは、下半身の連動性が高まり、長時間の動作でも疲れにくくなった。
こういった声があり、これらは特別な筋トレをしているわけではなく、「体をどのように使うか」を変えた結果です。
体幹・骨盤・肩甲帯などの動きが連動し、力が正しく伝えることができれば、パフォーマンスを発揮できるようになります。
体を正しく動かせるようになることで、長年のスポーツをもっと安全に・もっと長く楽しむことができるのです。
最後に:体を変える第一歩は、「正しく動かす」ことから
運動を続けるうえで大切なのは、ただ“頑張ること”ではありません。
体を痛めず、無理なく動かし続けるためには、「正しく動かすこと」こそが何よりも大切です。
- 姿勢の安定、
- 関節のスムーズな動き
- 神経の伝達
この3つが適切に働くことで、体は自然と軽く、しなやかに動くようになります。

当センターでは、運動初心者の方でも安心して取り組めるよう、一人ひとりの体に合わせたトレーニングプランをご提案しています。
もし「運動に自信がない」「痛みがあって不安」と感じているなら、ぜひ一度、当センターの体験トレーニングで、“正しく動かす体づくり”を体感してみませんか。

執筆者:中島 惇
Astushi Nakashima
至学館大学健康科学部健康スポーツ学科卒業
日本鍼灸理療専門学校本科卒業
花田学園AT専攻科修了合学科卒業
鍼師・灸師・按摩マッサージ指圧師

